勉強を続ける中で、「自分はこれだけ時間をかけていていいのだろうか」「もっと効率の良い勉強があるのでは」と不安になることはありませんか?
今回は、「勉強の量と質、どっちが大事?」について、社会人の皆さまの勉強を後押しするヒントを探っていきます。
▼このブログはこちらのポッドキャスト内容を再編したものです。ぜひ合わせてお聞きください!
最初のステップは「量」の確保から
結論から言えば、勉強においては「量」も「質」もどちらも大切です。しかし、もしあなたがまだ勉強の習慣が十分にできていない段階であるならば、まずは「量」からスタートすることをおすすめします。
勉強継続コーチングに来られる方の多くは、仕事やプライベートが忙しく、なかなか勉強時間が取れないという悩みを抱えています。そういった場合、最初に「質」だけを求めてしまうと、「今日は効率が良い勉強をしているから、これ以上しなくてもいい」といった形で、勉強をしない理由、つまり自分への言い訳になってしまうことがあるからです。
まずは、たとえ5分、10分、あるいは30分といった短い時間でも構いませんので、しっかりと勉強する時間を確保し、その記録を取り、少しずつでも量を増やしていくことが重要です。スポーツに例えても、いくら打撃理論や効率の良い打ち方を知っていても、実際に素振りや玉数をこなして体になじませなければ、スーパープレイは生まれません。勉強において「量」は、最低限必要な「必要条件」なのです。
時間に限りがある社会人こそ「質」の追求を
量が勉強の土台となる必要条件である一方、私たち社会人は学生時代のように一日10時間も勉強に費やすのは、ほぼ非現実的です。仕事がある以上、勉強に割ける時間に限りがあるのは、社会人にとってどうしてもつきまとう課題です。
だからこそ、社会人にとって「質」の追求、つまりいかに効率よく勉強できるかという視点が非常に重要になってきます。
「質」とは具体的に何でしょうか?それは、「集中度合い」と「理解度」の二つに大きく関わってきます。
• 長時間勉強していても、ぼーっとしたり、他のことを考えたりしていては意味がありません。どれだけ集中して取り組めているか。
• 文字を目で追っているだけで、内容を理解できていなければ、質の高い勉強とは言えません。学んだ内容をどのくらい理解できているか。
「質」は「量」(何時間勉強したか、何ページ進んだか)と違って目に見えにくいため、測るのが難しいものです。しかし、集中と休憩のメリハリをつけるポモドーロ・テクニックを活用する など、限られた時間の中で高いパフォーマンスを出すための工夫を取り入れることが、社会人の勉強には不可欠です。
最近では、メガネで集中度を計測・可視化するデバイスも開発されるなど、これまで抽象的で測りづらかった「質」をデータとして捉えられる技術も少しずつ出てきています。効率を追求するためのツールも進化しているのです。
学生時代の勉強法を「アップデート」しましょう
多くの社会人の方が、ご自身の人生で最も集中して勉強した時期として、大学受験の時を挙げます。その時身につけた「自分はこうやったらうまくいった」という成功体験が、大人になってからも、やり方として強くこびりついてしまっているケースが多く見られます。
しかし、時代は進み、脳科学的な分析に基づいた新しい勉強法に関する本や情報が昔よりも格段に増えています。
もしあなたが、学生時代のやり方に囚われていると感じるなら、一度そのやり方を「アンインストール」し、今の時代に合った最新の効率的な勉強法を「インストールし直す」ことを試してみてはいかがでしょうか。
最新の効率的な知識を取り入れることで、限られた「量」の中で、高い「質」を追求することが可能になります。最新の情報については、私たち勉強カフェのラジオでも、今後もどんどんご紹介していきますね。
最後に、諦めずに続けるあなたへ
忙しい日々の中で、勉強の時間を捻出し、継続していること自体が素晴らしい成果です。最初は「量」をしっかりと確保し、習慣化を達成すること。その上で、最新の勉強法や効率化のテクニックを使って「質」を高めていくこと。この二つのバランスを取ることで、あなたの学びは必ず加速していきます。
もし、勉強に行き詰まりを感じたり、モチベーションを保つのが難しいと感じた時は、ぜひ私たち勉強カフェのサービスを頼ってください。私たちは、頑張る大人の学びを心から応援しています。
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