大人の勉強で絶対外せない「記憶のゴールデンタイム」

大人の勉強で絶対外せない「記憶のゴールデンタイム」 勉強法
大人の勉強で絶対外せない「記憶のゴールデンタイム」

仕事と両立しながらの学びは大変なエネルギーを必要としますね。どうせ頑張るなら、効率よく成果を出したい。今回は、あなたの努力を確実に実らせるために知っておきたい、大人の勉強で絶対外せない「記憶のゴールデンタイム」についてお話しします。

▼このブログはこちらのポッドキャスト内容を再編したものです。ぜひ合わせてお聞きください!

勉強に最適な「脳のゴールデンタイム」っていつ?

一般的に「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ、勉強に最も適しているとされる時間帯があります。それは、ずばり朝、起きてすぐです。

なぜなら、朝起きたばかりの脳は、クリアで雑念が入っておらず、エネルギーに満ちているからです。疲れていない状態の脳で勉強することは、大前提として非常に最適です。一般的には、朝起きてから約2時間くらいがこの脳のゴールデンタイムにあたると言われています。

朝早くに時間を確保するのは難しいかもしれませんが、思考力を要する勉強、例えば数学のような計算が必要な科目などは、このクリアな朝の時間が特に向いているとされています。

暗記を極める!もう一つの「記憶のゴールデンタイム」

朝の時間が思考力を使う勉強に最適である一方、大人になってから取り組む資格試験の勉強や、単語、法律の条文など、どうしても「記憶しなきゃいけない」勉強もたくさんありますよね。

実は、この「記憶」という観点に特化した、もう一つのゴールデンタイムが存在します。それが、寝る直前、およそ15分間くらいです。

なぜ寝る直前が記憶に適しているのでしょうか?それは、直前に記憶したことは、その後の睡眠中に最も記憶に残りやすいからです。私たちは眠っている間に、脳の中で情報の整理を行っています。この整理の過程で、直前に詰め込んだ情報が、短期記憶から長期記憶へと格納されやすくなると考えられています。

記憶を定着させたい項目、例えばどうしても覚えられない条文などがある場合は、寝る直前に取り組むと効率が上がるかもしれませんね。

効率を最大化する「ベッド直行」の法則

しかし、この「記憶のゴールデンタイム」を最大限に活かすためには、絶対に守っていただきたい最大のポイントがあります。

それは、記憶した直後から眠るまでの間に、他の情報を一切入れないことです。

「よし、覚えたぞ。今日は頑張ったからご褒美に少しだけスマホでSNSを見よう」「軽く一杯飲んでから寝よう」といった行動は、せっかく脳にインプットしたばかりの記憶の定着を邪魔してしまいます。さまざまな雑情報が混ざった状態で眠ってしまうと、本当に定着させたかったことが定着しにくくなってしまうのです。

記憶のゴールデンタイムを活かす理想的な流れは、覚える作業を終えたら、そのまま何も見たり聞いたりせず、ベッドに直行することです。

もちろん、「まずやるべきことをやってから、楽しみなさい」という通常の順番(宿題を先にやるなど)とは逆転する考え方になります。しかし、この記憶のメカニズムを活用するためには、ご自身の強い意志とタイムマネジメントが必要になりますが、夜の「お楽しみタイム」を勉強の前に持ってくるなど、順番を入れ替えてみる価値は十分にあります。

疲れた日こそチャンスに変える勉強法

仕事で疲れて、今日はもう「勉強は無理、明日にしよう」と思ってしまう日もあるかと思います。

そんな時こそ、この「記憶のゴールデンタイム」を思い出してください。

たとえ疲れていても、寝る直前にたった1個、2個だけでも頑張って覚えてから寝るという行動を積み重ねることで、寝ている間にその記憶が定着し、大きな差となって表れてきます。

もし可能であれば、寝室の枕元や壁など、自然と目に入る場所に暗記したい項目を貼り付けておくのも良い方法です。寝る前にその情報を見てから眠る、という仕組み作りも効果的かもしれません。

大人になってからの勉強は、知識を得る喜びだけでなく、自己肯定感を高めてくれる大切な時間です。ご自身の生活リズムや、勉強する内容を「思考系」と「暗記系」に細分化し、それぞれのゴールデンタイムに合わせた効率的な学習を試みてください。

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