自己肯定感とモチベーションの関係

勉強法

勉強を続けていると、時には「どうしてこんなにやる気が出ないんだろう」と立ち止まってしまうことがありますよね。疲労がたまる中、なかなかモチベーションを維持するのは難しいものです。

しかし、その「やる気が出ない」という悩みの背後には、「自己肯定感」が大きく関わっていることをご存知でしょうか。今回は、あなたの勉強を力強く後押ししてくれる、自己肯定感とモチベーションの密接な関係についてお話ししたいと思います。

頑張る社会人の共通の悩み、モチベーションの波

私たち社会人が勉強や仕事へのモチベーションを考えるとき、まず思い浮かぶのは、「目標の明確さ」や「報酬」かもしれません。

自分のやりたいことを考え、誰を助けたいかという明確なターゲットがあれば、それが強い動機づけになります。また、ご自身や家族が豊かに暮らせるためのスキルを身に付けたいなど、報酬面(経済的要素)も、もちろんモチベーションの源泉となります。

しかし、明確な目標や報酬があるにもかかわらず、なぜか頑張れないときがあります。特に仕事と勉強を両立している方にとって、疲労は常につきまとう大きな課題です。やる気が出ない、あるいはやる気が出ても続かないといった課題を抱えている方は非常に多いのが現状です。

やる気を左右する鍵。「自己肯定感」とは

モチベーションが湧き出る仕組みを改めて考えたとき、中心的なキーワードとして浮かび上がるのが「自己肯定感」です。

自己肯定感とは、「自分はこれで大丈夫だ」「完全でなくても、今の自分を受け入れて良いんだ」と思える気持ちのことです。

この自己肯定感が低いと、「自分はダメだ」と思い込んでしまい、そこから「頑張るのはもう無理だ、やめよう」という方向に進んでしまいます。結果として、モチベーションはどんどん下がってしまうのです。逆に言えば、自分を肯定する気持ちがあるからこそ、「次も頑張ろう」という前向きな意欲が生まれます。自己肯定感は、モチベーションが上がるか下がるかの大きな分岐点となっているのです。

自己肯定感は一人では高めにくい?

もし今、自己肯定感が低いと感じているとしても、それは決してあなた一人の責任ではありません。なぜなら、自己肯定感は自分一人で高めるのが難しいものだからです。

私たちは大人になると、子どもの頃のように毎日誰かから「すごいね」「頑張っているね」と褒められたり、無条件に認められたりする経験が減ってしまいます。

自己肯定感を育む上で、最も大きな力になるのは、信頼できる周りの人々の存在です。彼らが「もう十分だよ」「頑張っているね」と声をかけてくれること、その一つ一つの言葉が、自己肯定感を積み上げていく栄養になります。

まずは「できていること」に目を向けよう

忙しい社会人の方が勉強を続ける中で、ご自身を厳しく評価しがちなのは無理もありません。

例えば、目標の勉強時間に達しなかったとき、多くの人は「今日も5分しかできなかった」「今週はほとんど何もできなかった」と、自分を責め始めます。

しかし、外から見れば、その「5分」の積み重ねや、「やらなきゃいけない」という気持ちを持ち続けていること自体が素晴らしい成果です。

勉強継続コーチングなどのサポートでは、まさにこの自己肯定感を高めるお手伝いをしています。コーチは、あなたが無意識に見落としている「できているところ」や「良いところ」を、あなたと一緒に一生懸命見つけ出します。そうして「ここは素晴らしかったですよ」と認められることで、自己肯定感が少しずつ取り戻され、ようやく「じゃあ、もうちょっと頑張ろう」という気持ちになっていくのです。

別の視点からのアプローチ:自分を変える小さな一歩

もし、今すぐに誰かのサポートを受けるのが難しいと感じるなら、別のアプローチも試すことができます。それは、肉体と精神は繋がっているという考え方に基づいた、筋トレ(ウェイトトレーニングなど)です。

「勉強とは関係ない」と思われるかもしれませんが、筋トレを推す方も多いのは、これが自己肯定感を高めるものだと実感されているからです。

なぜ筋トレが効果的なのか? それは、結果が目に見えて現れるという非常に単純な理由です。勉強のように表面的な変化が見えにくいものとは違い、体を動かし続ければ、痩せてきたり、体つきが変わってきたりといった変化が目に見えます。人間は単純な生き物ですから、目に見える変化を実感することでテンションが上がり、それがやがて自分への自信に繋がっていくのです。

誰の助けも借りられず、どうしても一人で行動したいときには、筋トレのような、自分自身の変化を可視化できる活動を取り入れてみるのも一つの手です。

最後に

自己肯定感は、あなたのモチベーションの土台です。完璧でなくても、今あなたが勉強を続けていること、学ぼうとしていること、それ自体が素晴らしいことです。

時には疲れて立ち止まっても大丈夫。「頑張ってるね」「もう十分だよ」と、まずはご自身を肯定してあげてください。そして、外からの力を借りることも、時には必要です。あなたが明日からも力強く勉強に励めるよう、心から応援しています。

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